東京都世田谷区を走行中の小田急線の車内で男が刃物を振り回すなどして乗客を襲った事件で、殺人未遂容疑で逮捕された対馬悠介容疑者(36)が「(車内に)灯油をまこうと思った」と大量殺人を計画していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。ただ、車などを所有しておらず「(すぐに)用意できなかった」とも供述。犯行ではサラダ油をまいて火をつけようとしていた。警視庁成城署捜査本部は計画性の有無などを調べている。 対馬容疑者は6日夜、6号車から上り快速急行に乗車。7号車に移り都内の女子大生(20)の胸や背中など7カ所を刺して殺害しようとしたとされる。その後、刃物を振り回し別の乗客を襲いながら移動。牛刀の柄が折れると、8号車では、持っていたサラダ油をまき、着火装置で火を付けようと試みた。火はつかなかった。 捜査関係者によると、サラダ油は自分にかからないようにし、万一のためか、着替え用のシャツも準備していた。大量殺人を計画し「灯油を用意しようと思ったが、用意できず、サラダ油を使った」などと話しているという。 また、計画は以前から漠然と考えていたとする趣旨の供述もしているが、自宅の捜索では、大量殺人をうかがわせるようなものは確認されず、インターネットでの同様の検索履歴もなかった。捜査本部は、場当たり的な犯行の可能性もあるとみている。 一方、最初に襲われた女子大生は、座っていて胸を刺された後、逃げようとして、さらに後ろから何度も刺されていたことが、車内の防犯カメラ映像から確認された。対馬容疑者は「誰でもよかった」と話しているが、捜査本部は、偏見から対象を選び、強い殺意で襲ったとみている。
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