あの花"10年後の8月"秩父にキャスト集結、めんまたちの「secret base」とともに大輪の花火（イベントレポート） - コミックナタリー

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2021年8月28日 23:54 433

「『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』10周年記念イベント ANOHANA 10 YEARS AFTER Fes.」が、本日8月28日に埼玉・秩父宮記念市民会館などで開催された。

前列左から茅野愛衣、入野自由。後列左から戸松遥、早見沙織、岡田麿里、近藤孝行、田中将賀、長井龍雪監督、櫻井孝宏。

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「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」10th記念キービジュアル (c)ANOHANA PROJECT［拡大］

「ANOHANA 10 YEARS AFTER Fes.」はアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の放送10周年を記念して行われたイベント。じんたん役の入野自由、めんま役の茅野愛衣、あなる役の戸松遥、ゆきあつ役の櫻井孝宏、つるこ役の早見沙織、ぽっぽ役の近藤孝行が出演した。

「あの花」キャストが秩父に集合するのは、2011年に開催された「ANOHANA Fes.」以来10年ぶり。イベントは2部制で開催された。秩父宮記念市民会館で行われた第1部では、入野ら6人が全員秩父に集結した喜びについてトークし、「あなたの心に響いたシーン」が発表されたあと、長井龍雪監督、脚本を担当した岡田麿里、キャラクターデザインを手がけた田中将賀が登壇。10周年を迎えた今の心境について、長井監督は「信じられないような、まだ2～3年のような不思議な思い。感慨深いです」と語り、岡田は「ファンの皆さまと秩父の皆さまに愛していただいて。当初はアニメの舞台が自分の出身地である秩父と言わないでほしいと思ったりもしていたのですが、今となっては、自分の知っている秩父の大切な景色が作品に残っているということが個人的にとてもありがたいし、すごく幸せな作品だなと思います」とコメントした。

10周年記念のキービジュアルを描き下ろした田中は「ただの新規イラストではなく核になるものが欲しいと思って、2人（長井と岡田）にもアイデアをもらい、TVアニメのキービジュアルの10年後を描いたら面白いのではと考えました」とビジュアル制作の裏側を語る。第1部後半にはイベントのために岡田が脚本を書き下ろし、長井監督が絵コンテ、田中がイラストを手がけたオリジナルの朗読劇「十年後の八月、秘密基地にて。」が披露され、岡田は「田中さんの描いた10年後のキービジュアルの存在がすごく大きかったです。書き出したらみんなの声が頭の中で回って。この10年キャストさんたちやスタッフさんたちともずっと一緒にやってきたな、ということを書いているときにすごく感じた」と述懐した。

第1部のエンディングパートでは、茅野が「寂しい思いもありますが、終わるとかじゃなくて、これからも一緒なんだと思えました。本当にありがとうございました。めんまのこと、忘れないでねー！」と目を潤ませながら語り、登壇者がそれぞれが作品やファンへの思い、感謝の言葉を告げていく。最後は茅野の「超平和バスターズは」という言葉に続けて、登壇者全員で「ずっとなかよし！」と声を合わせて、幕を閉じた。

イベントの様子。［拡大］

続く第2部は秩父市役所前駐車場で行われ、茅野、戸松、早見が出演。3人は朗読劇の感想や「あの花」とともに歩んだ10年間の思い出話を披露していく。後半にはエンディング主題歌「secret base ～君がくれたもの～（10 Years after Ver.）」のライブを披露。曲の後半には大きな花火が打ち上がり、秩父の夜空を彩った。

「ANOHANA 10 YEARS AFTER Fes.」はStagecrowdにて、明日8月29日18時まで見逃し配信を実施中。

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