Thursday, February 18, 2021

熊本県、堆積土砂で埋め戻しを計画 天草市御所浦町の採石場跡 | 熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞

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 埋め戻しを巡って業者と地元住民が対立していた天草市御所浦町の採石場採掘跡地について、熊本県が昨年7月の豪雨災害で発生した芦北町と津奈木町の堆積土砂で埋める計画をしていることが18日、分かった。

 県エネルギー政策課などによると、採掘跡に残るくぼ地12万立方メートルのうちの約半分を堆積土砂で埋め戻し、残りは採石場内の土砂で埋める。3月にも堆積土砂の搬入を始める。

 採掘跡地の埋め立てを巡っては2016年、業者が製鉄工場から出る製鋼スラグを持ち込んだことを発端に環境悪化を懸念する住民が反発。住民でつくる御所浦まちづくり協議会、採石場を運営する上天草市の業者、県、市で協議を続け、4者間で19年7月までに埋め戻すことを定めた協定を締結した。

 業者は期限までに埋め戻しは完了したと主張。しかし、協議会は「くぼ地が解消されおらず不十分」として、さらに広範囲の埋め戻しを求めていた。

 県は昨年秋、豪雨害の堆積土砂で埋めることを協議会に提案。協議会は外部からの土砂持ち込みを認めていなかったが、量を制限し、埋め戻し完了後に終掘することを前提に認めた。

 4者は2月9日、23年2月までにくぼ地を埋め戻すことを盛り込んだ新たな協定を結んだ。同協議会の森惠慈会長(73)は「災害で出た土砂となると持ち込みもやむを得ない。適切に埋め戻しがされるよう、見守りたい」と話している。(米本充宏)

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