亀梨が演じるのは、かつて神奈川県警の捜査一課で働いていた元敏腕刑事の伏見響介は婚約者の美保(小野ゆり子)が何者かに殺害されたことで、警察を辞職。その後は浮気調査専門の探偵事務所を開業し暮らしていた。その探偵事務所のメンバーが元自衛官で夫を殺害した湊川(シシド)をはじめ、詐欺罪で逮捕された元大学教授・山崎(木村)、天才ハッカーの小牧(松村)ら”元犯罪者”たちだった。
伏見の離れた3年後、神奈川県警には、監視カメラや防犯カメラの映像データをリアルタイムで解析し、事件解決に役立てる組織「神奈川県警捜査分析センター=KSBC」が発足。かつて伏見の上司だった島原(松下奈緒)は組織の統括責任者となり、伏見に分析結果を元に捜査にあたる『特別捜査官』としてKSBCに加わってほしいとオファー。だが伏見は、探偵事務所の仲間たちも、一緒にKSBCに所属させることを条件として提示する――。
冒頭のみどころとなるアクションシーンで亀梨と共闘し、その優れた身体能力をいかんなく発揮する湊川。そのワンシーンだけでも、無表情ながらとても有能で頼もしさが垣間見える。夫の暴力から息子を守るために、殺人を犯してしまったという過去を持ち、息子への愛情は人一倍。強さと哀しさを持つ女性をシシドがどう演じるのか、そして、長身をいかしたキレのあるアクションシーンも圧巻だ。
また、小牧役の松村は、昨年CDデビューしたSixTONESのメンバーで、最近では『10の秘密』(2020年1月期)、BSプレミアム『一億円のさようなら』(2020年9月)、主演映画『ライアー×ライアー』(2月19日公開)など出演作品多数の今後の飛躍が注目される若手俳優の一人。防衛省のサーバーに5回目に侵入した際に警察に見つかり逮捕された小牧だが、淡々と仕事をこなしているように見えて、内には正義感を秘めた役柄とあって、今後物語のなかで、“正義”の一面がみえてくるのかも楽しみ。
木村演じる犯罪心理学者で通称“辰さん”こと山崎はあらゆる犯罪のデータを記憶しており、犯人の行動を的確に予測する優秀なプロファイラー。大学教授時代、とある理由により、犯罪グループの詐欺事件に関わった過去を持つ。普段はひょうひょうとして、捉えどころのない雰囲気を漂わせているが、その知識が事件の謎を解くヒントに結びつくことも。バイプレイヤーの木村が安定感のある演技で、“監視捜査班”を支える。
その中心に立つ主演の亀梨演じる伏見はプロポーズするはずだった恋人を殺人鬼に殺されてしまった哀しきヒーロー。感情を爆発させた叫びや、犯人への憎しみの炎を燃やした瞳など、これまでになかった表情をみせている。個性的なメンバーのなかでも、その存在感はさすがのもの。物語の縦軸となる伏見の恋人を殺した犯人探しとともに、正義感あふれるセンター長の島原や、趣里演じる優秀な情報分析官・長篠文香らKSBCの面々が、ある種“異物”である元犯罪者たちとどう歩み寄っていくのか。それぞれのキャラクターが持つ過去やもう一つの表情など人間ドラマにも期待が高まる。
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