30日付で所属していた吉本興業との契約を解消したキングコングの西野亮廣(40)が31日、大阪市内の映画館で『映画 えんとつ町のプペル』の鑑賞会を行った。観客とともに2回目の上映を見終わった西野は報道陣に取材対応。契約終了から一夜明けた心境については「別に変わってない感じ。(吉本と)一緒にすることはするし」と明かした。また、今後の拠点となる株式会社NISHINOが、2月初旬に「チムニータウン」と名称変更することを発表した。
この日も「円満」とくり返した西野は「心配事はファンの方。間違った情報が出てしまってる。もめてんじゃないかと。憶測の記事があるんで、うのみにしちゃうんでは。大丈夫かなと」と話した。
「円満」というほど、疑いの目が向けられるという声には苦笑い。「けんかしてるわけじゃない。ここは一緒にできる、ここはできないというのはある。100%一緒ならやめてない」と説明。
退所報告をした際、吉本興業ホールディングスの大崎洋代表取締役会長(67)から「帰ってくるんでしょう」と返信があったということから、復帰の可能性を聞かれると、「本当にわからない。一緒にできるってなったら、一緒にしたいし…」と複雑な思いを吐露。「ゼロ(%)ではない?」と念を押されると、「そうですね。吉本にそういう(自身の考えと一致する)部署ができたら」と返した。
この日のフジテレビ系「ワイドナショー」で先輩のダウンタウン・松本人志(57)が退社について「寂しい」とコメントしたと伝え聞くと、申し訳なさそうに「連絡させていただきたいな」と発言。さらに、松本が「西野はお笑い以外の才能もあって、やっていけてるからある程度仕方ない」と話していたと知ると、感謝するようにうなずき「吉本興業(の本筋)はお笑い芸人のマネジメント」と方向性の違いについて言及した。
吉本に残留する相方・梶原雄太(40)からの反対はなかったという。2人の関係性も変わらないとし、カジサックのYouTubeにも出演継続予定。ただし、コンビで続ける意向の漫才について、2人だけでの単独ライブはすぐにでも可能という。一方で、大阪・なんばグランド花月など、ほかの芸人も出演する吉本の直営劇場は話し合いが必要とした。
西野は契約終了について、30日にツイッターで「お騒がせしてすみません。吉本興業を卒業しました」と報告。「いろんな記事が出ると思いますが、オラオラ喧嘩して辞めるわけではなく、お互いプラスになるような形を探った結果です。なので、普通に仲良しですし、継続する仕事もあります」と話していた。
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