グエン・スアン・フック首相はこのほど、「2030年までのエネルギー競争市場発展計画及び2045年までのビジョン」を承認した。計画は、ベトナムでのエネルギーの生産・消費チェーンで重要な役割を担う石炭・ガス・電力の3つの分野の健全な競争市場を国の調整の下で形成し、経済社会発展の需要に応えるエネルギーを確保することなどを目的としている。
石炭市場では、電力生産のための石炭供給(特に石炭供給に政府保証が付くBOT(建設・運営・譲渡)火力発電所)と輸出に関する政府の指示を実施する。石炭市場の完全競争市場化に向けて段階的に移行する。
ガス市場では、圧縮天然ガス(CNG)・液化石油ガス(LPG)・液化天然ガス(LNG)の取引活動に競争モデルを導入するため、段階的に法的枠組みを構築する。ロードマップを作成し、サードパーティーのインフラのリース・利用権に関する規定を導入して、ガス流通の競争市場を運営する。
電力市場では、首相に承認されたロードマップに従って、電力卸売市場の拡大・発展を強化し、電力小売市場の完全競争市場化に向けた移行への確固とした前提を形成する。
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