
英国の競争当局「競争・市場庁(CMA)」は20日、米半導体大手エヌビディアによる英半導体設計大手アームの買収計画について、「エヌビディアと他社との競争を阻害する恐れがある」と表明した。英政府は詳細な調査を検討しており、買収を阻止するかどうかを判断する。
CMAは20日の声明で「(買収で)エヌビディアの競合社が、半導体を製造する際に使われるアームの知的財産の利用を阻まれる可能性がある」と述べた。そのうえで、「結果としてデータセンターやゲームなど様々な分野の技術革新が阻害され、企業、消費者のコストになる」と指摘した。
買収計画は昨年9月、アームの親会社ソフトバンクグループ(SBG)が、最大400億ドル(約4・4兆円)でエヌビディアに売却すると発表した。米国や欧州連合(EU)当局の承認も必要で、当初は約1年半としていた買収手続きが長引く可能性がある。(ロンドン支局 池田晋一)
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