Tuesday, August 3, 2021

千葉、病床計画が初のフェーズ4に 「もはや医療崩壊」 [新型コロナウイルス] - 朝日新聞デジタル

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 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、千葉県は3日、病床確保計画を最高レベルの「フェーズ4」に4日から引き上げると発表した。今の計画でフェーズ4は初めて。専用病床数を拡大するとともに、医療機関に一般医療の制限を依頼する。コロナでの入院は、酸素投与が必要な患者などに限る制限をかける。

 フェーズ4は、一般救急医療にも影響をあたえる可能性がある。この日、報道陣の取材に応じた熊谷俊人知事は、「病床使用率が高まっている中で、フェーズ4に移行して病床の拡充を図らなければ、入院が必要な患者の措置ができない」と今回の引き上げの判断に至った理由を述べた。

 県によると、新規感染者数が直近1週間平均で665・3人(2日時点)と、7月26日時点の323・7人の2・06倍になっており、1週間で倍増する勢いを見せている。病床稼働率は県全体で54%と半分を超え、最も深刻なステージ4となっている。首都圏に近い東葛南部地域では、7割を超えているという。

 このため、県は7月19日に「フェーズ3」に上げた体制を、最高レベルに上げる。最大病床数をフェーズ3の1275床から1383床に増やし、自宅療養者数も最大2600人から5300人に拡大する。医療機関には急ぐ必要のない手術などを遅らせてもらうとともに、入院は重症と中等症のなかでも酸素投与が必要な患者だけに限るなどを依頼する。

 ただ、看護師の手配などが間に合わない医療機関が出ることも想定し、フェーズ4への移行期限は16日までとした。また、病床数を予定通りに用意できない場合は、これまでコロナ患者を受け入れていない病院にも新たな病床確保を依頼するという。

 今後、入院できずに自宅で療養する患者が増えることが想定される。県は自宅療養者に血中酸素飽和度が測定できる機器を無料貸与して、飽和度が93%以下の人は保健所を通じて入院できるようにするなど、最大限のサポートに努める。

 熊谷知事は「フェーズ4に移行するが、救急や一般医療への影響を最小限に抑えられる形で病床の確保を進めていく。全ての県民(の行動)が、全ての県民の生命に関係する局面に入っている」と述べた。(三嶋伸一、小木雄太)

病院は通常の手術を延期へ「命を守る行動を」

 千葉県内では3日、新規感染者数が781人と5日連続で700人台となった。過去最多だった7月31日などに次いで、過去3番目の多さ。死者はいなかった。県などが発表した。

 また、船橋市は3日までに…

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