石神井(しゃくじい)公園駅(東京都練馬区)の南口に「補助232号」という東西に走る道路計画がある。昭和初期の1934年に出された内務省告示の「細街路」をもとに、戦後の66年に都市計画決定した幅員16メートルの道路である。これが実に告示から90年近く経って、いよいよ造られようとしている。
道路は商店街をぶち抜く。化粧品店を営んできた本橋義雄(94)の店もなくなってしまう。それなら道路周辺を再開発してタワーマンションを建て、「行くところないから、そこに入ろうか、と」。
本橋ら3人が発起人になって2013年7月、共同化研究会を設立した。事務局は近所の不動産店主が務め、野村不動産と前田建設工業からの借入金をもとに活動した。1年後には道路予定地周辺の地権者85%が加入し、「再開発準備組合」に衣替えした。
道路に面する南北を再開発し…
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