Sunday, December 6, 2020

メガソーラー計画に住民反対 署名約7000人分を市長に提出へ 仙台・秋保 - 河北新報

宮城のニュース

メガソーラー計画に住民反対 署名約7000人分を市長に提出へ 仙台・秋保

ゴルフ場近くの県道沿いに立ち並ぶ「メガソーラー建設 断固反対」ののぼり=仙台市太白区秋保町湯元

 仙台市太白区秋保町のゴルフ場「太白カントリークラブ」に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設する計画を巡り、住民が自然環境の破壊につながると反対運動を進めている。建設計画は市の環境影響評価(アセスメント)の手続き中だが、住民は既に署名活動を展開していて、12月中に郡和子市長へ署名簿を提出し、協力を要請する。
 メガソーラー建設は、東京の開発業者「ブルーキャピタルマネジメント」が計画する。同社が市に提出した計画段階環境配慮書によると、事業面積114.9ヘクタールのうち56.3ヘクタールに、太陽光パネル12万7500枚を設置し、出力4万8000キロワットの発電事業に取り組む。
 2022年8月に着工し、24年2、3月に試験運転を実施。同年3月の営業運転開始を目指す。国の固定買い取り制度に基づき、東北電力に全量売電する。
 住民はメガソーラー建設による森林伐採で、ゴルフ場周辺に生息するニホンカモシカ、コウノトリなどの動物のすみかが失われかねないと懸念。地面の保水力が低下し、土砂災害や水害の危険が高まるほか、太陽光パネルが破損した場合、近くの名取川に有害物質が流れるなどと心配する。
 住民有志は8月27日にあった同社の地元説明会を踏まえ、「メガソーラー建設に反対する会」を設立。9月10日にあった2回目の説明会で反対意見を伝えた。ゴルフ場近くの県道沿いなど7カ所には「断固反対」ののぼりを計90本立て、反対署名も11月26日までに約7000人分を集めた。
 安藤哲夫共同代表は「メガソーラー建設は秋保地区の自然を破壊するだけにとどまらない。水害や河川の水質悪化の影響は、名取川下流域まで広範囲に及ぶとみられ、市民全体に関わる大きな問題だ」と訴える。
 市は同社の配慮書に対し(1)森林伐採を極力抑える(2)土砂災害や水害が発生しないよう防災調整池や排水施設を計画する(3)住民に丁寧な説明を行い、意見に十分配慮する−など14項目を求めた市長意見を出した。
 市環境局の担当者は「今後のアセス手続きでも、事業者に市長意見を出す機会はあるし、事業者が住民意見を取りまとめる段階もある。その都度、適切に対応していく」と説明する。
 同社の担当者は取材に対し「太陽光発電事業の内容は市と協議中だ。住民の理解を得られるよう説明を重ねたい」とコメントした。

2020年12月06日日曜日


Let's block ads! (Why?)



"計画" - Google ニュース
December 07, 2020 at 12:06PM
https://ift.tt/36OLq8c

メガソーラー計画に住民反対 署名約7000人分を市長に提出へ 仙台・秋保 - 河北新報
"計画" - Google ニュース
https://ift.tt/2RKVlEs
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Share:

0 Comments:

Post a Comment