[ソウル 28日 ロイター] - 韓国政府は28日、英国で見つかった新型コロナウイルスの変異種の国内初の感染例が確認されたと明らかにした。政府は英国からの渡航禁止措置の延長など水際対策を強化するとともに、ワクチンについて認可手続きを短縮し接種計画を加速する。
疾病予防管理庁(KDCA)によると、変異種は12月22日に英国から入国した3人から検出された。
政府は英国からの直行便の乗り入れ禁止措置を来年1月7日まで延長、英国あるいは南アフリカからの渡航者には事前の検査を義務付けるとした。
KDCAによると、27日午前0時時点の新規感染者は808人。新規感染者は25日には過去最多の1241人を記録していた。
当局は、週末に検査が減少したことが直近感染者の減少につながっている可能性があるとし、27日には行動規制を1月上旬まで延長すると発表した。
国内感染者は累計5万7680人、死者は819人に達している。
政府はワクチン接種を来年第1・四半期から始める計画だが、欧米よりも開始が遅いことへの不満が高まっている。
政府は27日、ワクチン承認にかかる期間を規制当局が通常の180日程度から40日にまで短縮すると発表。通常数カ月かかる供給・販売の承認手続きも約20日に短縮すると明らかにした。
大統領府によると、文在寅大統領は側近との会議で、来年2月から医療従事者と高齢者を対象にワクチン接種を開始するとし、一般の人向けのワクチン接種計画も加速する計画だと述べた。
文大統領は「わが国が十分なワクチンを確保できていないとか、接種が遅れるといった懸念が聞かれるが、それは事実でない」と述べ、ワクチン接種計画の前倒しに取り組んでいると述べた。
政府は最終的に人口の85%以上に相当する4600万人分のワクチンを確保して接種を目指しており、韓国が他国と同時期、もしくは早期に集団免疫を獲得できると予想している。
*内容を追加しました。
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