Tuesday, December 29, 2020

群馬33市町村、成人式の一斉開催を計画…対策はフェースシールド・検査キット・アプリなど - 読売新聞

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 新型コロナウイルスの感染拡大で成人式の中止、延期の発表が全国で相次ぐ中、「成人の日」(1月11日)に合わせて開催を計画する群馬県内の33市町村は、1月10日に一斉に式を開く方針だ。新成人の門出を祝福するため、各自治体は感染対策に工夫を凝らしている。

 新成人が50人に達しない小規模な自治体は、「出席者は全員が陰性」の前提で式を執り行う予定だ。川場村と片品村は抗原検査の検査キットを出席予定の新成人に事前に配布。式の前日か当日の朝に検査し、結果を撮影したものを会場の受付で提示してもらう。川場村教育委員会の担当者は「全員が陰性なら、安心して式に参加できる。多くの新成人に出席してもらうため」としている。

 人口規模の大きい前橋市や伊勢崎市などは、接触確認アプリ「COCOA」のインストールを求めている。累計感染者が県内で最も多い伊勢崎市は、市のホームページや案内状で周知する。成人式で感染者との接触があっても、そこからの感染拡大を防ぐ狙いだ。同市教委の担当者は「出席者には感染を広げるかもしれないという自覚を持ってほしい」とアプリの利用を呼びかける。

 感染防止を狙い、多くの自治体は会場内でマスクの着用を義務づける。東吾妻町はフェースシールドなどを全員に配布する。「晴れの日」に顔を隠すのも味気ないという配慮からだ。同町教委の担当者は「感染対策を取りながら、少しでも成人式を楽しんでほしい」としている。

 ただ、県内でも感染者が増加傾向にあることから、直前になって開催が中止、延期される可能性はある。ある自治体の担当者は「早く開催の可否を確定させたいが、ぎりぎりまで見極めざるを得ない」と困惑していた。

 県内の今年度の成人式対象者は2万662人で、昨年度から248人減少している。

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