Monday, July 12, 2021

馬毛島基地計画 西之表市長、知事に「国の拙速さに違和感」 | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

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塩田康一知事(左)と意見交換する八板俊輔西之表市長=県庁

塩田康一知事(左)と意見交換する八板俊輔西之表市長=県庁

 西之表市馬毛島への米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転と自衛隊基地整備計画を巡り、鹿児島県の塩田康一知事と八板俊輔市長は12日、県庁で意見交換をした。八板市長は環境影響評価(アセス)や港湾施設整備に向けたボーリング調査など防衛省が着々と手続きを進めていることに「地元と十分な協議や議論がなく、少し拙速で違和感を覚える」と伝えた。

 県庁での会談は昨年11月以来で約30分間、冒頭以外は非公開だった。八板市長は「馬毛島に恒久的な施設ができれば、子々孫々に関係する。一度立ち止まって課題を整理すべきだ」と指摘。西之表市議会が基地整備に賛意を示す意見書を可決するなど状況の変化にも触れ「これまで以上に県と連携しながら取り組みたい」と述べた。

 県はアセスの項目や手法を示した「方法書」に対する知事意見を29日までにまとめる。ボーリング調査の期間延長を求める申請の許認可も控える。

 西之表市は方法書について港湾施設の詳細が不明で、外周道路も対象になっておらず、「内容が極めて不足している」と再考を求めている。会談後の会見で八板市長は「市の意見に沿う形で対応してほしい」と要望した。

 塩田知事は「知事意見は市長から出された意見書もしっかり踏まえる」。面会の意義を「直接会って強調したい部分、ポイントを聞き、市長の思いを受け止める機会になった」と語った。

 塩田知事は13日、中種子町長の田渕川寿広町長とも意見交換する。

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